世界初！xFusionサーバーがTÜVRheinland漏れ防止認証を取得

11月1日、xFusionの液冷ラックスケールサーバーは、テュフラインランドグレーターチャイナ（以下「テュフラインランド」という）によって発行される世界初の液冷サーバー漏れ防止認証を取得しました。これは、xFusionラックスケールサーバーが液冷信頼性において業界をリードしていることを示しています。

テュフラインランドは、国際的な独立の第三者試験・検査・認証機関として、150年の歴史を持ち、厳格で高品質な試験・認証サービスで有名です。テュフラインランドは、公平かつ独立した立場から各項目を適切に評価し、安全性と品質を保証します。

数十日間にわたる厳格な高温加速劣化試験、材料試験、および繰り返しの検証を経て、xFusionの液冷ラックスケールサーバーは、液冷サーバーの分野において世界初の漏れ防止認証を取得しました。証明書の授与式には、xFusionの機械エンジニアリング部長王広京氏、インテリジェントデータセンター研究開発ディレクター汪大林氏、テュフラインランドの電子・電気製品サービス副総裁楊佳劼氏、およびその他の両当事者の代表者が出席しました。

今日、パワーエレクトロニクス機器は、高集積化、高密度実装化、動作高速化を目指して急速に発展しています。電子機器の消費電力の増加に伴い、放熱技術は重要な研究課題となっています。従来の放熱技術と比較して、液冷は、放熱性に極めて優れるため、データセンターの主要な放熱技術となっています。

その中で、コールドプレート液冷技術は空冷の代替として登場し、データセンター空冷技術における大きな進歩となっています。ただし、液冷ソリューションでは、機械室に冷却用液体が導入されるため、液冷システムの信頼性に対してより高い要件が求められます。

王広京氏は受証スピーチで、「コンピューティングパワーインフラおよびサービスのリーディンググローバルプロバイダーとして、xFusionは、サーバー技術における長年の蓄積を活かし、170項目以上の信頼性テストを実施し、独自のコールドプレート液冷サーバーソリューションを構築しました。このソリューションは、すでにインターネット、大学、クラウドデータセンター、政府機関と企業、金融などの業界で応用されており、各業界のデジタル変革を支えています。私たちは、研究開発と商用利用において、液冷の信頼性に重点を置いています。また、この場をお借りして、テュフラインランドに当社の液冷ラックスケールサーバーの安全性を確保するためのサポートと支援をご提供いただきましたこと、感謝申し上げます」と述べました。

楊佳劼氏は、「テュフラインランドは、150年にわたり、人類、環境とテクノロジーの相互作用から生じる課題の解決に向けた安全で持続可能なソリューションを提供し、人類と環境の両方のニーズを満たす明るい未来を創造することに努めています。液冷技術により放熱効率を大幅に向上させることができますが、液冷の信頼性に関してより高い要件が求められます。そのため、テュフラインランドは、2年間にわたる何度もの改訂と検証を経て、業界をリードする液冷システムの信頼性評価ソリューションを生み出し、お客様に広く認められています」と述べました。

認証を取得したxFusion液冷ラックスケールサーバーは、キャビネット全体で「上部電力、下部液体」のアーキテクチャを採用し、100%の液冷をサポートします。また、ネイティブ液体冷却設計により、サーバー全体の高密度、高信頼性、容易なO&Mの特長に強固な基盤を築き、自然な信頼性保証を実現します。xFusionは、ネイティブ液体冷却設計の初めにスペース、パイプライン、ポートなどの液体冷却の要件を考慮に入れ、ノード、キャビネット、機械室の3段階から信頼性を確保します。

認証テストのプロセスでは、xFusionラックスケールサーバーの液冷システムに対して、全面的で厳格なテストが、テュフラインランドの専門知識、液冷システムの動作原理、および適用される国際標準と業界標準に基づいて実施されました。

温度加速モデルを通じて、コールドプレート、冷却システム、および冷媒の適合性を検証し、加速劣化後、各コンポーネントの安全性と信頼性、および液冷システムの漏れの有無について評価を行うことにより、液冷システムの漏れ防止性能を確認します。

今後もxFusionは、テュフラインランドおよびその他のさまざまな権威ある機関と、信頼性理論、試験・検証方法、標準の構築などの面で継続的な技術交流と連携を進めて、液冷信頼性体制の構築を深化させ、共同でコンピューティング業界のグリーン化、安全性、長期信頼性にさらに貢献してまいります。